Bucket list(バケットリスト)という言葉を聞いたことはありますか?
バケットリストは"kick the bucket(直訳すると、バケツを蹴る)"という英語のイディオムを由来とする言葉です。
kick the bucketは、自らの命を終わらせるために足元のバケツ(踏み台)を蹴って首を絞める(出来る限り方法を表現する直接的な言葉を使わないようにしました...) = 死ぬという意味で、そこからバケットリストは死ぬまでにやりたいことリスト、という意味になったようです。
久し振りに辞書を引きました~。kick the bucket、載っていました。
バケットリストという言葉が日本に浸透するきっかけとなったのが、2008年に日本で公開された「最高の人生の見つけ方(原題:The Bucket List)」という映画です。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが演じる、余命6か月と告げられた男性二人が一緒に旅をしながら人生でやり残したことを実現していく~というストーリーです。
監督: ロブ・ライナー
2019年には日本でリメイク版が作られているそうです。
監督: 犬童一心
2003年に公開された「死ぬまでにしたい10のこと」も、余命2か月の女性がタイトルの通り死ぬまでにしたい10のリストをノートに書き、一つずつ実現していくという映画です。
映画の存在は知っていたものの観たことがなかったのですが、今回調べたことでペドロ・アルモドバル監督がプロデューサーの一人であると知りました。
必ず観たいと思います。
監督: イサベル・コイシェ
ここ数年、老いが顕著になる親を見るたび、自分は親から奪うだけで何も返して来なかったという気持ちが強くなっていました。
それがこの春頃から、親が与えてくれたものを返すことは不可能なのだ、とあきらめがついてもきました。
そして自分に出来ることは、自分自身が楽しく幸せに生きていくことなのではないかと思うようになりました。
そう考える方が自分も苦しくなくて、心のバランスも保てそうです。
でも、自分が楽しいとか、幸せだと感じることって何だろう?
自分は残りの人生で、何をしたいのだろう?
と考えて、この春からやりたいことバケットリストを作り始めました。